ブラッシュアップ勉強会「春」2021
- Masako Takashima

- 2021年4月18日
- 読了時間: 8分
ブラッシュアップ勉強会の概要については、コチラからどうぞ!

アロマテラピー
ブラッシュアップ勉強会
2021「春」
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□5/1~31
□2時間
お好きな日時でお申込み
□4,000円(税込/材料費込)
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□時間延長:1時間1,000円(税込)
□クラフト追加作成500円~1,000円
◎季節の香りのアロマスプレー×1
◎アロマクラフト×1
◎その他精油や香りにまつわるお勉強
◎色々な精油のスメリング
その他
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予告内容全てを2時間で網羅する事が難しいので、省くもの出て来ます。「これは絶対に話を聴いたい!ディスカッションしたい!」や「嗅ぎたい!」というものがあればおっしゃってください。 時間を延長して、全てじっくり行うことも可能です。(1時間=1,000円(税込))
<今回の主な内容>
◆精油のブレンド実習
(精油をブレンドして、エタノールで薄めて、空間用のスプレーにしますね)
二十四節気の香り「穀雨(コクウ)」
穀雨の期間=4/20~5/5
穀雨とは・・・(Wikiより)
田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。
ちなみに今年の八十八夜は、5/1(土)
今回使用する精油
”バイオレットリーフ/ホーリーフ/ゼラニウム/ジンジャー/ベチバー”
自分では、思いつかない組み合わせを、レシピに合わせてブレンドして行きます。
たぶん、バイオレットリーフがみなさんほぼ初めて触れる香りでは無いでしょうか?ジンジャー、ベチバー、なんとなく土を耕すイメージが湧きますね。一体どんな香りになるでしょうか(´艸`*)
◆アロマクラフト
①か②どちらか作成。
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①”アロマとともに新しい日常を健やかに”という、特集の中のレシピを参考にして作る「アロマリフレッシュナー(空間用スプレー/除菌用のエタノール濃度)」。
<コメント>
精油を上手に日常生活に取り入れるヒントを、いくつかご紹介します。皆さんの「こんな状況に使える方法ない?」などがあれば、ご質問をお寄せ下さい。一緒に考えましょう♪
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②”若さとホルモンの関係”からホルモン分泌量を意識したライフスタイルのページにある、精油レシピを参考にして作るクラフト。
クラフト案・・・アロマバスソルト、ロールオンアロマ(当日相談で決めます)
<コメント>
前回の勉強会でもホルモンや神経伝達物質についてお話しました。今回もホルモン!今、きっと世の中が自律神経や免疫について、色んな方が知りたがっている傾向にあるかもしれません。 今回も代表的なホルモンについてまとめておきたいと思います。美と健康に関して「成長ホルモン」「DHEA」が挙げられていますので、そのお話も出来たらと思います。神経伝達物質とホルモンの違いなども、簡単にですが・・・お話させて頂きます。
◆精油図鑑
スメリングしながら、今月の精油のお話をしましょう。受講者様の興味に合わせて
「何と合わせたらいい匂いになるかな?」「どんな成分入っていて、どんな精油と似ているのかな?」なども楽しめたらと思います。
・・・・・・・・・・ <クスノキ>
学名 Cinnamomum camphora
学名がCinnamomum camphoraの精油。「クスノキ」だけじゃないんですよ~。
ホーウッド、ホーリーフ、ラヴィンツァラ、芳樟(ホウショウ)のように、学名一緒のものがあるんです。(ケモタイプ精油)これらを、成分を意識しながらスメリングしてみましょう。
4月の末に、鹿児島は「開聞岳香料園」に行く予定にしています。丁度販売していたら、ここの香料園で採取、蒸留された精油を手に入れて帰ってきます。
<コウヤマキ>
成分表に注目しながら、樹木系の精油を色々スメリングしてみましょう。
コウヤマキの精油を購入するかどうか、未定です。(代わりにクロモジ精油はスメリングします)
◆芳香植物を知る「マツ科」
今回で、この”芳香植物を知る”シリーズが最終回です。ええ~~、残念。精油からの視点ではなくて、植物からの視点で、とても楽しかったのに・・・。マツ科には、11属255種の植物が北半球の温帯~亜寒帯を中心に分布しているんだそうな。
マツ科の精油をご準備します。香りにどんな共通点があるのか、どんな効能があるのか、確認しながらスメリングしていきましょう。
また、このシリーズを書かれていた「木村正典」氏のコラムがあり、とても大切な事をおっしゃっています。一緒に読んで共有できたらと思います。
◆アロマ最新研究
”精油がアレルギー反応を抑制する可能性”
AEAJ内に設立された組織「アロマサイエンス研究所」でおこなわれた実験です。アレルギー反応を起こす物質の産生を抑える可能性について調べています。
「6種類の精油」と「精油ナシ」で実験をされています。
私も、いくつかアレルギーがあります。この季節花粉症や黄砂・・・体の疲れやストレスによって反応の強弱がある様に思います。今回の子の実験、「面白いな・・・」と思ったのは、「原因物質に注目」したのではなく「アレルギー症状を引き起こす物質の産生を抑制する可能性」という実験だったという事。
プラシーボ効果かもれませんが、なんか・・・楽になったように思います(笑)精油を利用して、アレルギー症状を緩和という例は、ネットや本で見た事はありますが、この様に実際に実験をしてくださるととても安心します。(もちろん、これが絶対ではなく、あくまでもイチ例と捉えます)
◆アロマ化学室
スイートオレンジ精油
◎常温保存:①使用せず保存 ②日常的に使用
◎冷温保存:①使用せず保存 ②日常的に使用
◎実験開始時/1週間後/2週間後/1ヵ月後/3ヵ月後/6ヵ月後
◎成分(リモネンの含有量)/香り/見た目 の変化
これ、この結果を見ながら皆で話したら楽しいだろうな。保存期間、保存条件てやっぱり大事なんだな。と思いました。興味がある方は、ぜひ話しましょう。
そしてこの実験!私もやってみたいなぁと思っていました(笑)リモネンの含有量は調べる事が出来ませんが、香りや色なら調べられるかもしれません。フタを開けた日を書いて、3ヵ月後、半年後、冷蔵庫に入れておくものと常温保存と分ける。合計6本のオレンジ精油があれば出来るのか・・・・。
◆その他
◎「染色家 小室真以人(コムロ マイト)さん」草木染の魅力についてのお話。
水質によって発色が変わるとか、さくら染めでも、つぼみと咲いた後で染めた色が違うとか、樹齢によっても違うとか、興味深かったです。草木染め・・・・、これも「植物療法」の一つかもしれないです。
◎プロに教わる「アロマ」ゼミナールより
”調香師に聞く香りのブレンドテクニック”
私事ですが今、あるプロジェクトに携わっていて”調香師”のような作業をしているんです。鼻が疲れた時のリセット、香りのセンスや嗅覚を鍛える方法、に興味がありました。”香りを文字化する大変さ”に今ちょうどぶち当たっていました(笑)
そして、最近「精油だけで香水を作りたい」「ブレンドする時のコツ」について、生徒さんからもよく聞かれていました。今までの経験から、隠し味(香り)に、ペパーミントやガルバナム、オークモス、を使う事をしていましたが他にも色んなテクニックがありました。それらをまとめてみたいと思います。
◎メンバーズボイスより
”アロマテラピー活動において自然環境を守るために工夫している事があれば教えて下さい”という質問。
みなさん色んな「工夫」されてたり「活動」をしているのが分かりました。※個人的感想です。と言う注意書きがありまして、確かに「”これらの工夫”イコール”良い事”ではないよね?」と、それこそ個人的にですが感じたモノもありました。
<メッセージ>
年4回開催している勉強会ですが、皆さんが「毎回あっという間に過ぎる!」とおっしゃいます。そう感じて頂けるのは、興味のある楽しい事をして、どう感じたか自分の感覚(考え・価値観)を安心して喋れるからなのでは?思います。
zoomや集団でのワークショップ、集団での講座、これだって良い事がたくさんあります。「あ、こういう捉え方もあるのか」「こんな情報もあるのか」は、複数だからこそ出来る情報交換だと思います。
でも、ネットがこれだけ流通し、興味のあることはGoogleがスマホを開いた瞬間に情報を準備してくれている今・・・、「知っている」だけでは薄いんじゃないか?と思うんです。今や誰でも「なんでも知る」事は簡単にできる時代、自分でどこまで調べるつもりか?だけの問題です。
(私は、単純に調べたら分かる事を「分からない分からない」と言っている人が苦手です。握りしめているそのスマホ、何の為に持ってるの?って。調べたけどAとBがあって、判断に迷っている。経験した人の意見を聞きたい。あなたは行った事あるか?実践した事があるか?その時どう思った?と言う事を、誰に聞くのが自分にとって有益か?という時代になっていると思うのね。知っているか知らないか?という調べたら分かる事は、もはや問題でも何でもなく、実践経験(しかも、どのくらいか、いつの経験かも含めて)があるか?そしてどう思ったか?を求められているように思います。)
これからは「自分は何に興味がある」を自分の価値観で決めることはもちろん、「実際にやってみてどう思った」という経験をいくつやったのか、そしてその経験を通して何かを決めた、という事をどのくらいやりながら生きて来たか?が大事になってくる世の中になるような気がします。
失敗だって経験で、「こうしたら自分はいや」「これは今後自分の選択肢から外す」そうして判断力を付けていく事で、それはまた迷っている誰かの何かの判断する時の役に立って行きます。
失敗したしないとか、その内容も問題じゃなくて、それをその後どうしたか?の内容に「価値が含まれる」世の中になって行くと思います。
なんでこんな熱く語るかというと、自然療法は「塩梅を求められる養生法」で「正解を表現しにくく、明確に用法用量を表せない」もので、さらにもう一つ大事な事があって「自然のもの=安全、安心」ではない分野なんです。(例えば、身体にいいからって、梅肉エキスをパクパク食べたりしませんよね。アーモンドをお腹いっぱい食べたりしませんよね。)だのに、アロマテラピーをはじめナチュラルな生活の情報とイメージばかりがあふれてしまい、使い方や量を考える為の情報はとても少なく、生身の人間を観察したり、自分で考えて話をしたりすることが減り、日常においても自然の香りや自然の手触りの刺激が少なくなっている事に違和感と危機感を感じているからです。
どうぞ人の目を気にしたり、求められることに応じなきゃ・・・の気持ちは少し脇に置いて、自分の感覚、自由に感じたままを自分の言葉で話せる時間を持ち、ああ心地いいな、楽しいなと感じる経験をここで増やして、ご自身や自分の大事な人の為に使える自然療法の塩梅の取り方を、学んでお持ち帰り頂けたらと思います。




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