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執筆者の写真Masako Takashima

マンツーマンの理由

皆さんはどんな時に「スキルが上がった」「上手になった」と感じますか?

誰かに褒められたとき?

賞を取った時?


私が「うわ、スキルが上がった」と感じるのは「探している答えが、ネットではなくて、すごく難しそうな本に答えが合った時」なんです。図書館で調べたい内容が載っている本を探さして見つけて、ああ、専門書にあった。事典にあった。その時に「とうとう、オタクの領域に踏み込んできた」と思うと、うれしくなります。


以下の写真を見てください。


どのコーチも、相手に向き合って、その人の身体、疑問、技術、に向き合って「一緒に」やっています。私がプライベートレッスン・マンツーマンにこだわる理由もここにあります。


①目の前の方お1人の話をよく聴きたい。

②時間を効率よく使う事が大事で、受講する方の知りたい事とやりたい事に沿って進めたい。

③私自身が、複数人数いると人の気持ちや目線が気になって内容に集中できないという、性格。


 

<①’②’共通の詳細>


例えば60分レッスンを複数人数で行った場合、誰かが「先生、ここが分かりません」と言った時、みんなが「あ、私もわからなくて、聞きたかった!」となれば、とてもいい時間になります。

ところが、「え、そこ??自分で調べてよ。そして、先生ってば、説明するんかい!」となったら、ある人にはいい時間、でも別の人には無駄な時間になってしまいます。


”人の質問でも、役に立ちます。しっかり聞きましょう”なんて学生の時に言われた気もするけど・・・いやいや、「ほほう、なるほど」となる保証なんてありません。役に立つ質疑応答が成り立つのは、自分が疑問に感じてはじめて成り立つものだと思います。


私のレッスンの時は「前に聞いたかも、と思っても何度でも聞いて」と伝えます。聞いた時は「ふむふむ」と、思って聞いた。で、その後疑問が湧いて、確認したくなった、という事は、その後「何かをした」「何かを考えた」証拠。


 前に聞いたけど「じゃ、この場合は?なんで?」と思った。府に落ちないと思って、もう一度聞く。こんな「なんで?」の繰り返しをすることが、双方のスキルアップにつながるんだと思うんです。こういう繰り返しが、時間を意味のあるものに作り上げていくのだと思います。他人の質問、講師が決めた範囲だけで、スキルアップを図ろうだなんて・・・・時間がもったいないです。


授業の中で、1から10まで全てを伝える事はできません。(自然療法に限らず、どんな分野でも「10」なんてないんだから。)限られている時間と、講座の内容、生徒さんのスキルを見込んで「ここまで」と思って抜粋して話します。だから、確かに「聞いたかも」に近い事は、お伝えしたかも・・・ですが、全部は話してはいません。


だから改めて自分の中に落とし込んでいくと、次々に疑問が生まれて調べたり確認したりしたくなる。その時にはぜひ連絡をください。「え?この間話したよね」なんて絶対に言いません。


もちろん、授業中に聞いてくださっても結構です。自分が既に知ってた知識と私の伝えたことに矛盾が生じる事もあるだろうし、「考えたからこそ」出てくる疑問があるはずで、それは人それぞれなんです。


誰かとシェアしている時間じゃなくて、ご自身が買った時間です。どうぞ有効に使ってください。



③’の詳細

(決していい人アピールではなく)色んな人の気持ちや表情を読もうとしてしまうんです。会議ならそれは自分の得意分野として、揉めそうな雰囲気になれば話の着地点を想像して「今決めなきゃいけないのはさ・・・」と、(たぶん)上手に口を挟めるし、


何人かでランチなら、直ぐに自分の話に持っていこうとする人がいたとして、度が過ぎれば制して「で、さっき○○さんが言いかけたあの話って、なんだった?面白そうだよね!」と戻す技を持っています(笑)


複数人数いると、聞き上手な人、楽しい事をしゃべりたい人、講師の話をたくさん聞きたい人、マニアックな質問をしたい人・・・いろんな方がいます。

どんな方でも、私は個人的には仕事の上ではwelcomeです。だって、お金と時間を、私の講座の為に使ってくださったのだから。それにお応えするのが、楽しくてたまりません。でも、複数人数いると、みんな「同じお金を払って、同じだけ時間と内容を買ったのに、得たものに差がでてしまう。」これが気になって焦ってしまうんです。


マンツーマンなら、目の前の方お一人の過ごし方に合わせる事が出来る。


他の人には興味がないかもしれない、思い出の話し、先々やりたいと思っている事の話、昨日のツラかったことや嬉しかったことの話、全部私は興味があります(笑)。


アロマテラピーは「ホメオスタシス」「恒常性」を意識して行う自然療法のひとつ。その時、ウキウキしたんだな、ガビーンて、落ち込んだんだなと想像して、心や体の状態を想像します。そしてどんな精油がいいかな、どんな過ごし方がいいかな、と考えます。


だから、マンツーマンしかしたくないのです。時間が足りなくなりそうなら、それを伝えたうえで次回にもちこしたり、お話を聞いてから、予定していた精油やクラフトより、もっと違うものがいいかな?と、変更したり・・・・当日も小さなアレンジをします。


結局、たくさん学べて効率がいいのは、マンツーマン・プライベートレッスンだと私は思います。


私も、テニスのレッスン、トリートメント、鍼灸、ヨガ、・・・ちゃんと私の話を聴いてくれて、困っている事や疑問、そこに向き合ってくれる人にお願いをしています。


 

以上、私がプライベートレッスンにこだわる理由です。

グループの方が「効率が良くない?」は、ワークショップとかイベントの時に当てはまると思います。


自然療法の様に「個人の状態を観察して、何をするか、何をどのくらい使うかを決める」のが大事で、そこが一番難しいというものを伝える際には、マンツーマンが一番だと思います。




「こんなこと聞いたら、変かな」「時間あるかな」なんて、気にせずに、思ったことハテナと感じた事、そのままをどうぞ、おっしゃってください。自然と向き合うと自分が自然になれる・・・緊張せずに、楽に居られる。これを一緒に感じながら、お互いの学びを深められたらうれしいなぁと思います。

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